乙訓山の会 山行案内
 

 

 

    
後立山縦走 
扇沢~八方尾根

山行日  2022911日(日)~913日(火)

参加者  近藤CL) 男1 女1       2

コースタイム

1日目/ 8:41扇沢バスターミナル⇒9:00柏原新道登山口⇒12:10種池山荘⇒13:55爺ヶ岳中峰⇒15:17冷池山荘      6時間36

2日目/ 6:10冷池山荘⇒7:11布引山⇒8:00鹿島槍ヶ岳南峰⇒8:43鹿島槍ヶ岳北峰⇒10:05キレット小屋⇒12:00北尾根の頭⇒14:23五竜岳⇒15:30五竜山荘                   9時間21

3日目/ 5:50五竜山荘⇒6:45大黒岳⇒8:35唐松岳⇒唐松山荘9:3010:30丸山ケルン⇒10:50扇雪渓⇒11:45八方池⇒12:12八方池山荘                          6時間24

<報告>

前日14:00にメンバーをピックアップし、長岡京ICより、長野自動車道安曇野ICへ向かう。途中、名神高速のリフレッシュ工事渋滞につかまり1時間のロス。しゃくなげの湯(700円)に寄ってから白馬八方第5Pで車中泊。蒸し暑さで少し窓を開けて寝たら夜中に蚊の襲撃をくらい、AM2:00に起きて5匹の蚊をせん滅する。

鹿島槍ヶ岳からの展望

翌日、6:30白馬八方バスターミナル始発のJR白馬駅行バスに乗車し、電車バスを乗り継いで扇沢駅に到着。よくよく調べるとJR白馬駅まで20分歩き、6:10の電車に乗ったら40分早く扇沢駅についていた。これはかなり大きなミス。ただ、日曜早朝の扇沢周辺無料駐車場はすべて埋まっている状態で、車を八方に止めておいて正解だった。柏原新道登山口から約3時間の急登歩きで種池小屋に到着。そのころにには一面ガスに覆われる。おいしそうなピザを横目に早めに食事をとり、先を急ぐ。爺ヶ岳中峰に登る途中に2羽のライチョウを発見。ここに居ついているライチョウのようで岩と同化していたが何とか見つけることができた。15時過ぎに冷池山荘に到着。かなり遅かったようで翌朝の食事は5:45の最終回に回されてしまった。薄いカーテンで感染対策を施した部屋では、少しだけプライベート空間が確保され、ゆっくり身体を休めることができた。

これから行く八峰キレットの全貌

八峰キレットに挑む朝、小屋前の展望台から見事なご来光。朝食も15分早まって5:30からとなり、温かい食事をがっつりいただく。比較的食事はおいしいほうだったと思う。キレットに向かうには遅い時間となったが、体調は万全だ。が、歩き始め、8月のトレーニング不足がたたり、一歩目からとにかく足が重い。筋肉痛がなかったので何も問題がないと感じていたのに少し焦る。鹿島槍ヶ岳山頂では見事な展望。小屋に荷物を置いてきた軽装の登山者たちが腰を落ち着ける中、ヘルメットを装着し、先を急ぐ。ここから数メートル下っただけで一気に登山道の雰囲気が変化し、緊張が走る。キレット小屋までの約400mを一気に下るが、前回の夏山集中の北穂~奥穂に比べ、登山道の整備はされているものの鎖などはかなり少なく、より上級者向けと感じた。キレット小屋では冷池山荘のチラシ弁当を一気にかきこみ、本日の核心部「八峰キレット」に向かう。鎖や杭のない登攀、足元が流されるザレ場、体力を削られるアップダウンなど、登山者の力量を試すような仕掛けが盛りだくさん。慎重の上に慎重を重ね、最後のラスボス・五竜岳の200mの崖は足も手もすべて駆使して登りきる。五竜山荘到着は15:30、ほぼほぼ想定タイム内で到着となった。ここでこの山行初めてのビール。サッポロロング缶900円、サントリープレモルレギュラー缶700円。夕食は五竜山荘名物の甘辛いカレー。スコッチエッグは残念ながらコロッケに変わっていた。

最終日、五竜岳でのご来光はパスして、朝食を5時からとり、まずは牛首に向かう。途中、絶景の稜線歩きをしながら最後の一日を楽しむ。牛首は上級者向けだが、八峰キレットに比べれば難易度は低い。唐松山頂ではお湯を沸かしてゆっくり3日間を振り返る。八方尾根は下界の白馬村の景色は見えるものの白馬三山などはガスの中。八方池の水面もガスが映るだけで素通りする。最後、リフト前の売店でソフトクリーム(300円)を食べると全身の力が抜けきる。ゴンドラを乗り継ぎ第5Pで車を回収し、八方の湯(800円)で汗を流す。帰路は渋滞もなく、20:30に帰京することができた。                       (近藤)

 

 


京都北山 沢ノ池、沢山、吉兆山、桃山

山行日 2022年9月11日(日)

参加者 西村(L) 男5名 女11名 計16名

 

【記録】

(8:40)清滝出発⇒(9:50)高雄⇒(9:55)福ケ谷林道入口⇒(11:00)仏栗峠⇒(11:25)沢ノ池~昼休憩(12:00)(12:32)沢山515.6m 二等三角点⇒(13:20)408ピーク⇒(13:40)吉兆山470m⇒(14:10)桃山466m⇒(14:58)原谷弁財天⇒(15:30)御室八十八か所道⇒(15:40)明石寺43番⇒(15:43)成就山236m⇒(16:20)仁和寺 解散       記 澤 田

(報告)

阪急嵐山駅に集合バスで清滝に、秋に歩けば素晴らしい紅葉が楽しめる東海自然歩道で高雄に、福ヶ谷林道から登山口に、此処から少し急登を登れば仏栗峠です、いったん沢の池に下ります。少し水位が低いですが綺麗な落ち着いた池です。池を見ながらのんびりとランチにしました、食後池からの直登ルートで沢山に展望はないですが二等三角点です。このあたりから真夏の暑さになり休み休水分を取り進みます。まず縁起よさそうな名前の吉兆山に、次に桃山により原谷に下ったところに自動販売機が見つかり冷たいもので皆さんのどを潤しました、最後に御室の成就山に到着です、皆さん真夏の暑さの中完走できました。本当にお疲れ様でした。

 

 
空木岳~南駒ヶ岳~仙涯嶺~越百山 

山行日  915日(木)前夜泊~17(土)

参加者  近藤直人(CL) 男1 女2 計3

コースタイム

1日目 ゲート6:307:10伊奈川ダム登山口~8:35金沢土場~9:00

うさぎ平~10:25六合目(渡渉)~12:40八合目~14:00木曽

義仲の水~14:20木曽殿山荘   (歩行時間7時間50分)

  2日目 山荘4:005:35空木岳~7:05赤梛岳~8:10南駒ヶ岳~

     9:40仙涯嶺~11:15越百山~12:05越百小屋~14:20上の

     コル~15:30福栃平~16:25登山口~17:10ゲートP

                     (歩行時間13時間10分)

<報告>

 駐車した所から金沢土場までの林道を2時間ひたすら歩く。天気が良か

ったのが、せめてもの救いだ。うさぎ平から山道に入り、いきなりの急登。

尾根からはずれトラバースとなり、少し下ると六合目。ここは吊り橋が流さ

れていて、渡渉を心配していたが、事前に電話で情報を得ていたので、靴を

脱いで渡るくらいですんだ。うっそうとした林の中を単調に登り、時折

梢越しに空木岳や南駒ヶ岳を眺められ癒された。その後、木曽義仲の力水で

喉を潤したら、もうすぐ木曽殿山荘に着いた。

 2日目は、朝一番の急登だったが、花崗岩が立ち並ぶ空木岳の頂上で、南

アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の間から上る御来光に出会えた。頂きから

は木曽駒、南アルプス、御嶽山、乗鞍岳、遠くは槍まで360°の絶景で、

しばし時を忘れるほどだ。2座目の赤梛岳からの眼下に摺鉢窪避難小屋が

みえるが、その道は土砂崩れが激しい為、閉ざされていた。鞍部からごつご

つした岩の間を登ると3座目の南駒ヶ岳がどっしりと構えていた。木曽殿

山荘からもいつもみえていた、空木岳と並ぶ雄姿だ。岩混じりの主稜線を

南下し、ハイマツ帯を下ると、ゴジラの背のごとく岩塊の岩場、4座目の仙

涯嶺が現れる。左右とも岩壁で気が抜けない。岩場が終わり、広い尾根を

下り登り返すと5座目の越百山である。百の峰を越さないとたどりつけな

い山、の由来にしてはなだらかな山だ。しかしここまでの道のりは長く、

今まで要した時間と同じ位下山に時間がかかる。越百小屋で一服して、遠見

尾根をひたすら下る。夢中で下りたので、御岳見晴台を通り越してしまった

ほどだ。沢音が近くなり福栃平に出た後、また長い林道を戻った。(今西)

 

 

 


竜の小屋メンテナンス作業報告
 
  9.17()

 

前回9月17日は、5人の参加で、冬に備えて内壁にベニヤ板を張る作業をしました。先にタッカーで防湿・防カビシートを打ち付け、その上にベニヤ板を貼って行きました。自然のままの丸太を使って作った小屋なので、凹凸や歪みがあり、それに合わせて1つずつベニヤ板を切り、電動ドライバーでビス止めして行きました。この時は発電機が大いに役立ちました。不十分とはいえ灯りがあり、電源があったので電動ドライバーも大活躍出来ました。

天井との隙間に詰めたスポンジ等が外れている所から入るのか、また狸の糞がありましたので、併せてそれも詰め直しタッカーで止めて行きました。狸にしてみれば心地良いねぐらなのでしょうが、人間にとっては困り者です。

 

 

*次回メンテナンス予定 

1113() 10月は作業を休みます

 

*室内の補修…冬に備えての作業の続きをします。

       鋸や電動ドリルのある人は持って来て下さい。

       電動鋸・ジグソー・ビスは小川が持参します。

①天井との隙間を埋める作業

②サイドとの隙間に棚を取り付ける作業。

 

*7時長岡京文化センター前BS集合~各自PU

~竜の小屋(日帰り)

申し込み:小川まで

 

リトル比良 見張山・鳥越峰・岳山

山行日 2022年9月25日(日)

参加者 西村L) 男6 女4 計10名

<記録>

JR近江高島駅9:00-登山口9:10—打下城跡10:05-馬の足10:24-見張山11:00(昼食)11:30-ろくは石11:35-鳥越峰12:55- オウム岩13:15-岳山14:10ー白坂14:20-岳観音14:40-弁慶の切石14:54-逆さ岳山の映る池15:38-音羽15:50-JR近江高島駅16:10(解散)                  

<報告>

23日の予定でしたが天候不良の為25日に延期しました。京都駅に集合しJRで近江高島駅まで。登山口の日吉神社に移動して新入会員さんのKさんを紹介です。まずは打下城跡に立ち寄りました。鉄塔から琵琶湖望める場所で小休止、馬の足から見張山に。広い山頂で早目の昼にしました。ろくは石から展望のない鳥越峰到着です。琵琶湖の展望が楽しめるオウム岩に到着です。琵琶湖を眺めながら岳山、白坂、岳観音、弁慶の切石を通り最後に逆さ岳山の映る池に立ち寄りました。

 


西穂高岳

山行日  2022924()25()

参加者   久貝(CL) 男3

コースタイム

1日目 7時西山天王山-11:30鍋平駐車場-12:00新穂高ロープウェイ-12:15西穂高口駅-13:30西穂山荘-14:30丸山-16:00西穂山荘

2日目 6:30西穂山荘-6:50丸山-7:30独標-8:15ピラミッドピーク-8:40チャンピオンピーク-9:00西穂高岳山頂10:0010:15チャンピオンピーク-10:40ピラミッドピーク-11:00独標-11:50丸山-12:15西穂山荘-13:40ロープウェイ西穂高口駅-14:15しらかば駅

<報告>

鍋平駐車場から新穂高ロープウェイで到着した西穂高口は、木道設置の工事中であった。西穂山荘に午後到着。荷物を置いて丸山まで歩き、登山予定の西穂高岳の様子を見る。ピラミッドピークの向こうに切り立った岩峰が聳えている。すこし緊張する。好天に恵まれたので西穂山荘では天の川を見ることができた。翌日、西穂高岳に向け早朝6時半出発。前日歩いた丸山を通過、西穂高独標(11峰)をめざす。連休なので登山者も多い。独標からの下りは急斜面で3点支持を確かめながら慎重に降りた。ピラミッドピーク(8峰)、チャンピオンピーク(4峰)と名づけられた岩峰を越えていく途中に「たぬき岩」という場所があった。緊張がやわらぐ。独標をいれて10のピークを越え11番目のピークが山頂である。穂高の中ではアクセスが容易な山域なので登山初心者も多そうだった。しかし、あのピークを越えて行くルートはやはり危険だ。滑りやすい平板な岩肌がところどころにある。鎖場のあるところは切り立った斜面だ。「岩トレの練習にうってつけ?」いや、これは練習ではなくまさに実践の場所であった。素晴らしい天気のおかげで360度の絶景、麓から山頂まで遮るものなし。登山地図で稜線を確認できる景色だった。笠ヶ岳の稜線や槍、北穂、ジャンダルムは勿論のこと、遠くは乗鞍、御岳、白山、八ヶ岳、北岳、富士山・・・見事な山岳展望を体験できた。


北八ヶ岳:硫黄岳~横岳~根石岳~天狗岳~ニュウ

<期 日>2022/9/30()10/2()

<参加者> CL小川 男3人

1日目9月30()美濃戸口~美濃戸~北沢~赤岳鉱泉泊

時間(2h28) 休憩(10) 距離7.0km 上り776/下り47m

05:50小川宅(KU)06:00西山天王山駅(KO)長岡京IC~諏訪IC09:50茅野駅前小川駐車場B10:00茅野駅10:40=タクシー=11:31美濃戸口~12:19美濃戸12:32~北沢~13:58赤岳鉱泉泊

2日目10月1日()赤岳鉱泉~硫黄岳~横岳~夏沢峠~本沢温泉泊

時間(7h07) 休憩(2h37) 距離7.5km 上り776/下り891m

06:43赤岳鉱泉~07:54赤岩ノ頭~08:29硫黄岳(山頂散策)09:1809:52横岳(台座ノ頭)09:5711:33硫黄岳11:5812:32夏沢峠~13:20本沢温泉野天風呂13:4013:48本沢温泉泊

3日目10月2日()本沢温泉夏沢峠~箕冠山~根石岳~東天狗岳~ニュウ~白駒池入口登山口

時間(6h01) 休憩(52) 距離9.3km 上り749/下り765m

06:47本沢温泉~07:38夏沢峠(小休止)07:4908:17箕冠山~08:23根石山荘~08:30根石岳~09:05東天狗岳~10:16中山峠~11:14ニュウ(昼食)11:3912:34青苔荘~12:45白駒池入口登山口BS=バス=茅野駅~中央道(渋滞)KO宅~20:30

小川宅(KU)(解散)

 

<報告>

 台風が過ぎ久しぶりに良い天気の3日間となった。今回は前回の北八ヶ岳縦走:蓼科山~双子山~北横岳~麦草峠~白駒池~茶臼山~縞枯山の続きを歩いて、以前登った編笠山~赤岳、硫黄岳~赤岳と合わせて八ヶ岳全山を繋ぐ事と、2500m峰の1つ峰ノ松目登頂が目的で、その記念にかねてから憧れていた本沢温泉の日本最高所にある野天風呂に浸かりたいと計画した。

 当初は阿弥陀岳(八ヶ岳連山の中で唯一登れていない)にも登り、赤岳~横岳~硫黄岳~夏沢峠~本沢温泉…白駒池入口登山口と行く予定だったが、都合で日程を短縮したので阿弥陀岳は割愛した。

 1日目は美濃戸口から赤岳鉱泉迄コースタイム3時間の処を久貝さんのハイペースに必死でついて行き2時間半程で赤岳鉱泉に着き後はほっこりと寛ぐ。

 2日目は「ゆっくり行きます」と宣言して先頭を行き1時間程で峰ノ松目分岐の赤岩ノ頭に着く。峰ノ松目は縦走コースから外れていて往復2時間程要し、「展望もないししんどいだけですよ」と昨夜同室の人が言っていたので割愛し硫黄岳でゆっくりする。爆裂火口の端迄行くと横岳の左側に富士山が見え中々のロケーションだった。峰ノ松目を省いた分時間が余ったので横岳に登り夏沢峠から本沢温泉に向かう。途中に野天風呂があり、小屋へ行く前に入浴して野趣に富んだ日本最高所の温泉を堪能した。

 3日目は夏沢峠迄戻り、根石岳~天狗岳~ニュウ~白駒池へ向かう。根石山荘の周りは一面のコマクサ保護地で花の頃はさぞかし綺麗だろう。前回登った時は雪道だったので感じなかったが、根石岳~東天狗岳~中山峠迄が大岩の転がる厳しい道で、日曜日とあって沢山の登山者とのすれ違いもあり思わぬ時間を要した。その為ニュウに着いたのが11時を過ぎていて、白駒池口前登山口BS1253分のバスに間に合う様に先を急ぎ、何とか間に合ったが定員オーバーで臨時増発便を待つので遅れ、途中のBSで乗り換えると言うハプニングや恵那山トンネル手前で故障車の為大渋滞でも遅れ、思ったより帰宅が遅くなってしまった。

 ともあれ無事山行を終え、八ヶ岳のメインルート全山縦走を果たせた。来年には残る阿弥陀岳と峰ノ松目登頂を果たし完登・完走したいと思っている。



                         

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