乙訓山の会 山行案内
 

 


後立山縦走:唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳縦走山行

<期 日> 2022/7/1()4() 例会山行

<参加者> CL小川 男3(他会1) 女1 計4人

 

<コースタイム>

1日目 7月1日() 自宅~白馬・ヴィラ・ブライトホーン

08:50小川宅(井上)09:00西山天王山駅(別当)長岡京IC15:00

原新道登山口(Oさんと合流~大島号を残して移動)15:50白馬・ヴィ

ラ・ブライトホーン泊

2日目 7月2日() 唐松岳~五竜岳山荘(8h31) 7.4km 1129/484m

05:00ブライトホーン~05:30黒菱平P~06:05黒菱第3リフト上06:2006:56八方池山荘~07:27八方山~08:00八方池08:3009:08223209:24雪渓(アイゼン装着)09:40雪渓通過(アイゼン外す)P238911:25唐松岳頂上山荘(BさんとIさんは唐松岳登頂)12:4313:45牛首鎖場通過P2526(小休止)14:14大黒岳~14:40雪渓P237115:29白岳~15:35五竜山荘泊

3日目 7月3日() 五竜岳~キレット小屋(5h51) 4.2km580/604m

04:20五竜山荘(足元が明るくなるのを待って出発)05:17274305:42五竜岳05:5506:38岩稜P265406:51岩稜P2629~岩稜の連続~07:15岩稜G5越えP264308:14北尾根の頭P2560(朝食)08:2308:49口ノ沢コル~09:22P2563

10:15キレット小屋泊

4日目 7月4日() キレット小屋~鹿島槍ヶ岳~柏原新道登山口(10h26) 11.8km 877/2042m

04:50キレット小屋(濃霧の為視界確保を待って雨の中を出発)05:10

峰キレット~06:42鹿島槍ヶ岳北峰P2842(雷鳴)06:52吊尾根~

07:22鹿島槍ヶ岳南峰P288907:55布引山~08:36冷池山荘(朝食・

休憩)09:3810:25爺ヶ岳北峰通過~11:15爺ヶ岳中峰P2669

11:48爺ヶ岳南峰~12:12種池山荘12:4415:21柏原新道登山口~

16:00黒菱平(Oさんと別れ)~駒ヶ岳SA(夕食)23:20Bさん宅~

23:30小川宅(解散)

 

<山行報告>

 長年憧れ目標にして来た後立山縦走。去年乙訓山の会員2人が夫々単独で縦走したと聞き、どんどん年を取り体力が落ちて行く自分を考えるとこれが最後のチャンスと意を決して計画した。

 初日は移動日とし、八方登山口に程近い宿に前泊して休養を取り、翌日からの山行に備えた。

 2日目、いよいよ山行スタート。当初は8時15分発のゴンドラに乗って八方尾根に取り付く予定だったが、暑い時期でもあり少しでも早く出発しようと黒菱平まで車で上がり、そこから八方尾根まで登る事にした。同じ考えの人が沢山いて、黒菱平の駐車場は既に満車に近い状態だった。

登り始めるとすぐにニッコウキスゲやドウダンツツジ、アズマギク等の花が道端に咲いている。雪解けを迎えたばかりの八方尾根には今まで見た事のないユキワリソウ、ムシトリスミレの他シラネアオイ等が登山道に咲いていた。大きな雪渓が3つあり、事前にアドバイスを得て軽アイゼンを持って来ていたので装着して安全に登る事が出来た。

雪解け=花と良い事ばかりでなく、大量発生したブヨが顔にまとわりつき、目や鼻に飛び込んでくる。沢山刺され難儀した。

唐松岳頂上山荘で休憩する間に2人は唐松岳を登頂。下山を待って牛首鎖場を無事通過し、大黒岳~白岳を越えて五竜山荘に着く。3時頃から小雨が降り出したが、何とか小屋まで大降りにならずに済み、小屋に着いた途端に大雨になる。受付中に落雷で停電する。ネットで早くに予約していたので5人部屋1室を4人で使えゆったり体を休める事が出来た。

 3日目は五竜岳からの360度の眺望を楽しむ。正面に立山連峰が連なり、

剱岳北方稜線が池ノ平山~赤谷山~猫又山~毛勝山と毛勝三山へと続いている。実に雄大な眺めを味わう。

 G7G5…と緊張の続く岩稜を幾つも越え北尾根の頭で朝食。ほっと一息をつく。口ノ沢を過ぎた辺りから今日も小雨が降り出す。何とかキレット小屋に着いた処でまた大雨。今日は日曜日なので流石に宿泊は我々4人だけで貸切状態。普段は禁止の談話室や食事中の飲酒もOKだった。

 夜中に暴風雨。夜の内に通り過ぎてくれれば良いがと願いながら眠る。

 4日目は残念ながら朝から雨。濃いガスで視界が遮られ、今日は更に危険な八峰キレットを越えるので、明るくなり足元が十分に見える様になるのを待って出発。雨の中を行くのは辛いが沈殿も後戻りも出来ず進むしかない。鹿島槍ヶ岳北峰山頂で雷鳴が聞こえて来たので、大急ぎで南峰~布引山を越え冷池山荘へ。幸い雷は遠退いた様で、少し雨も小降りになって来た。濡れて冷たくなった衣服を着替え、朝食を摂ってやっと人心地着く。爺ヶ岳も立ち止まって写真を撮るだけで通り過ぎ、種池山荘が見えてやっと一安心。種池山荘でも着替え、後は柏原新道を下り、黒菱平へ移動して帰る。

 

 


入門教室のおまけの
「六甲山を歩く」

山行日 202272日(日)

参加者 笠置(CL) 男3 女5 計8

 

 

コースタイム・報告

8:53=神戸電鉄『鵯越』駅出発~10:17=菊水山山頂
11:06
=天王吊橋(休憩)~11:42=鍋蓋山展望所・昼食=12:25出発
13:05
=大竜寺~13:25=桜茶屋~14:46=稲妻坂学校林道分岐・天狗道
👺15:56=摩耶山頂上
 

(感想)

出発してすぐ木陰が続いてとても歩きやすかったです。桜茶屋を過ぎてからの急登が大変だったけれど、風が吹くととても心地よくまさに天然のクーラーでした。軽い疲れを感じましたが心地よい疲れで、楽しい一日だと感じられました。(Y

 

鵯越駅から、鵯!の鳴き声を聞きながら、菊水山を経て鍋蓋山へ登りました。段差のある階段が続く道が多かったのですが、木立があったり、時折り吹く涼しい風が、心地良かったです。また、鍋蓋山の山頂からの眺めも、素晴らしかったです。その後、大竜寺をお参りして、桜茶屋へ下りました。

そこから、稲妻坂、天狗道の急坂を登り摩耶山へ向かうと聞き、心して登り始めました。皆さんの健脚に感心しながら、ゆっくり後を付いていきました。摩耶山へ着いた後、掬星台へ行ったのですが、そこからの眺めは、今日一日の疲れを忘れさせてくれるような素晴らしい眺めで、夜景もとても綺麗だそうです。その後は、ロープウェイとケーブルで楽々と下界に着きました。暑さが厳しかったり、しんどかったりでしたが、素晴らしい景色を楽しむこともでき、やはり山登りはいいなと思いました。皆さんにお世話になり、ありがとうございましたm(_ _)m  (KA

 

猛暑が続く72日土曜日、六甲縦走路「鵯から摩耶山」の山行に参加しました。照りつける太陽を遮る木立の山路を、最終目的地、摩耶山を目指して歩きました。結構、アップダウンがあり、大きな岩もあって、汗、汗でぐしょぐしょになりました。掬星台から見る神戸港や市街地の眺望は、最高でした。何よりのご褒美でした。皆様のお陰と、天トレで何時もご一緒のお二人が居られたので、頑張れました。ありがとうございました。(F

 

30度を越える暑さの中、厳しい山行になることは覚悟して行きました。最初の菊水山は階段続きのきつい登りでした。水分補給をしながらビッショリの汗で体力がどこまで持つか不安を感じながら、鍋蓋山で爽やかな風が吹いてきて、その眺望を見ながらいっぺんに疲れが癒されました。

そこからは下り登りがあり、いよいよ摩耶山までの急登、稲妻坂天狗道は岩登りがあったり、変化にとんだ登りが続きます、体力が消耗した最後にきつい登りがあるとリーダーから聞いていたので覚悟していたせいか、登り切ることが出来ました。摩耶山:掬星台からの展望は素晴らしかったです。しんどい思いをして登り切ったご褒美でした。 (KO

 


竜の小屋メンテナンス作業 2022年④

日時 7月10日()

参加者 CL小川  計2人

コースタイム

  10時 小川自宅~谷山林道を経て竜の小屋へ

  13時 作業開始  15時 作業終了 下山へ

作業内容

   水道分岐の方法を検討

   廃材の積み込み~持ち帰る→明日金属回収業者に回収して貰う

   パイプのジョイントを購入 

<報 告>

今回は軽トラを借りる事が出来たので廃材を全て持ち帰る事が出来た。

他のメンバーはそれぞれ山行等の都合で参加出来ず、参加が2人なので当初予定していた流しソーメンは中止した。

このところの大雨で林道が削られ普通車では底を擦る状態になっていた。次回はその修復作業が必要になる。自然との闘いはいたちごっこだが出来るだけの事をするしかない。 

 

<今後の予定> 誰でも いつでも 少しだけでも参加して下さい

 

821() 林道補修…力仕事ですので是非沢山ご協力ください。

水道分岐完成…岡田さんを中心に作業します。

12時~流しソーメン…女性の出番です!ご協力下さい。

15時~下山

*7時長岡京文化センター前BS集合~各自PU~竜の小屋(日帰り)

 

918() 室内補修 冬に備えて内壁にベニヤ板を張る作業です。電動ドリルのある人は持って来て下さい。

*7時長岡京文化センター前BS集合~各自PU~竜の小屋(日帰りor)

日帰り参加の人は15時頃に高尾BSまで送りますので日帰り参加可!

17時~竜の小屋で交流会~竜の小屋泊又はテント泊

みんなで山への思いを語り合いましょう!

毛布は沢山ありますが、気になる人はマイシュラフ持参を。

17時~交流会だけの参加も大歓迎!

飲み物・食べ物の差し入れ大歓迎!

食料担当募集!ご協力ください。   

19() 歩いて下山や又は愛宕山や竜ヶ岳等への山行も可。飲みながら、食べながら相談しましょう。 

申し込み:小川まで(車提供出来る方も連絡下さい。)

7/16.177/23.24 例会リベンジ山行 「花の白山」

 

■参加者 CL永石、男1女1 計2

7/23()西山天王山駅540発→市ノ瀬P 920頃着→シャトルバス

1000別当出合―1245甚ノ助小屋―1510室堂センター ()

7/24()420室堂センター-450御前峰530-御池コース-626大汝峰700830室堂920940黒ボコ岩-1040殿ヶ池避難小屋-1310別当出合

7/167/18の間の1泊2日テント泊縦走は4名参加予定でしたが天候不安定のため中止し、18日に内3名でイン谷口から武奈ヶ岳に登りました。今回は日程の合う2名で前日に小屋泊に変更しての実施となりました。

 

<報告・感想>

別当出会口から砂防新道を登りはじめた時はかなりの雨でどうなることかと思いました。砂防新道はただただ単調で景色も見えず地味にきついだけの道でした。エコーラインに入る頃には霧がかかっていたものの雨もやみ、景色もがらっと変わり道の脇にいろいろな花が見え始め、室堂に着くころには晴れ始めました。室堂ではお花畑を見て、日の入りを見に行きましたが、そこで御嶽山の方向に、「白い虹」(霧虹)を見ることができました。白い虹を見たのは初めてで、数秒でできては消えを何回か繰り返し、2-3分の短い間の現象でしたがとても幻想的でした。翌朝は御来光を見に御前峰に登りました。山頂からは、あちこちに残る雪渓や立山、穂高、八ヶ岳もはっきりと見え、360度の素晴らしいパノラマを堪能できました。お池巡りの後大汝山に行きましたが、ここからの景色も素晴らしく、人もほとんどいなかったのでゆっくりできました。室堂に帰り、観光新道を下山しました。ここも景色が良いだけでなく花も満開に近くまさにお花畑の楽園の中を歩いて帰りました。実は私は、ほとんど花の名前がわからず、同じ花の名前を3回も聞いてしまいました。最後ですが山小屋泊は初めてで、2500m以上の登山は30年以上前の富士山以来でした。今回同行させていただけたリーダーには、いろいろと本当にお世話になりました。ついでにリーダーとはすれ違った人に夫婦と間違われました(申し訳ありません!)。   (M

 


夏山集中登山 奥穂高岳

山行日  2022730日(土)~81日(月)

参加者  総CL)近藤直人、男6 女8 計14

コースタイム 

1日目/ 9:35バスターミナル⇒10:20明神⇒11:17徳沢園⇒12:25横尾(昼食)⇒13:50本谷橋⇒16:05涸沢小屋

2日目A班/ 5:01涸沢小屋⇒8:14北穂高岳⇒8:19北穂高小屋(朝食)⇒9:19北穂高岳南峰⇒12:03涸沢岳⇒12:31穂高岳山荘⇒13:27奥穂高岳⇒14:22穂高岳山荘    

2日目B班/ 6:40涸沢小屋⇒10:00穂高岳山荘⇒12:02奥穂高岳⇒13:36穂高岳山荘⇒14:35涸沢岳⇒15:08穂高岳山荘

3日目/ 6:08穂高岳山荘⇒8:29涸沢小屋⇒11:15本谷橋⇒11:36横尾(昼食)⇒12:57徳沢園⇒15:00バスターミナル 

1日目/向日、長岡各所でメンバーをピックアップしながら4:00頃出発。名神養老と東海北陸道の松ノ木峠で休憩をとり、平湯温泉の宝タクシー無料駐車場へ。ジャンボタクシーの待ち合わせで30分のロスがあったが、予定の出発時間10時前には上高地バスターミナルに到着できた。まずは河童橋で集合写真を撮り、木漏れ日の小梨平を進む。横尾までの平地歩きは休憩をはさみながらコースタイム通り順調。ここで昼食をとりいよいよ登りに。本谷橋まで来るとガスが濃くなり始める。ここから一気に標高を上げるのだが、寝不足と蒸し暑さでかなり体力を削られてしまう。途中少し雨があたり雨具の用意をしたが結局必要はなかった。休憩を多めにとったがほぼ計画通り涸沢小屋に到着した。対面の涸沢ヒュッテはコロナ禍で数日前から休館。昨年に続いて涸沢小屋をおさえたのが幸運だった。これがヒュッテだったら確実に山行が中止になっていただろう。

2日目A班/雲一つない好天。ただかなり気温が高くいつまで天気が持つか少し不安だ。北穂へは梯子、鎖を伝い、標高を一気に稼ぐ。斜度はきついがどちらかというといやらしさがないだけすいすい登ることができた。北穂に着く頃にはガスが一気に上がってきて期待していた展望はほぼなし…。ここから難所の連続。鎖が設置されていない奥壁バンド、梯子、鎖、杭が連続する涸沢岳への登り、みんな慎重に、にもかかわらず止まることなく、核心部を通過する。ガスで高度感はなかったが、攻めごたえのあるコースだった。その後、奥穂に登頂し充実の2日目が終了。

2日目B班/涸沢小屋を 6:45に出発し、まず穂高岳山荘を目指す。ザイテングラートの取り付きからハイマツの間の岩登りが始まる。鎖やロープが設置されているので思ったより登りやすい。穂高岳山荘に到着し重いリュックを置き身軽に奥穂高岳登頂へ。岩壁の登りで二連の梯子や鎖が設置されており、ここを登ると稜線に出て、岩稜を登ると奥穂高岳山頂へ到着する。山頂からは ウマノセ ロバの耳 ジャンダルムが見えた。下山し、そのあと涸沢岳へ登る。眺望はあまり良くなかったが、全てに満足した1日だった。

3日目/この日が3日間で一番の晴天。ザイテングラートを下るには絶好のコンディションだ。ただ、下りは難易度が上がるために慎重に時間をかける。涸沢を眼下に絶景に目を奪われるが、ここは我慢。ザイテングラート下部での休憩に時間をかける。振り返れば穂高連峰、前を見れば常念岳、そして咲き乱れる高山植物、時間が止まればと思う瞬間。やがて展望も終わりテンションが下がり気味の帰り道、徳沢園のソフトクリームが疲れをいやしてくれた。最後は平湯温泉で3日間の汗を流し、交通費を清算。ここで解散し、全車無事に帰京することができた。 

   

 

 

 

 

                 

                         

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